中小監査法人と当公認会計士事務所の監査報酬および監査品質の比較

はじめに(当事務所のご紹介と今回のブログの概要)

当事務所は、非上場の法定監査・任意監査を専門に行う公認会計士事務所であり、上場会社の監査のご依頼は受けておりません。

当事務所の会計監査対応地域は東京を含む原則全国対応ですが、効率性の観点から、大阪府(主として大阪市を含む北部大阪)、神戸市を含む主として兵庫県南部(西宮市・伊丹市・尼崎市など)、京都市を含む京都市周辺地域のご依頼を優先しています。

他方で、当事務所のブログは上場会社の最新の公認会計士等の異動など、監査・会計・税務に関する環境変化については積極的に情報を発信する方針であり、今回は、「上場会社を監査していない小規模な監査法人」と個人の公認会計士事務所(当事務所)の監査報酬および監査品質の比較ついてご紹介します。

上場会社を監査している主として監査法人については、監査報酬は比較にならないほど高くなります。監査品質については形式的であり一部の営業中心の中小監査法人を除き不可はないと言えるでしょう。

会社法監査やその他法定監査・任意監査のご依頼はまだ受け付けておりますので、問い合わせフォームよりご予約下さい。

決算期(特に3月決算)によっては人的資源に限りがあるためお断りする場合があることをご了承ください。

他の非上場専門監査法人との監査報酬の比較

監査報酬=監査時間数×単価

監査時間数は、会社の内部統制の整備運用状況等を加味して、会社の規模・取引量に応じてサンプリングを実施し、エビデンス等と照合して取引の実在性や正確性を検証します。

当事務所(公認会計士事務所)は、監査実務経験20年以上且つ税務の経験も豊富なメンバーでチームを組むため、多くの中小監査法人で見受けられるバイト会計士と比較して、迅速且つ的確な判断が行えるため監査時間数も2割程度少なくなります。

一方、単価について「安価な監査報酬」だとホームページに記載している監査法人Tと比較してみましょう。

【安価な監査報酬とホームページに記載している監査法人Tとの単価比較】

役職監査法人T(※)当事務所
パートナー(代表)35,000円/時間20,000円/時間
マネージャー(主査)25,000円/時間18,000円/時間
スタッフ15,000円/時間15,000円/時間

https://www.kansa-takano.com/auditfee/#structure

単価には、人件費+直接経費+間接経費+事務所の利益が含まれます。

如何でしょうか。安価な報酬と謳う監査法人のパートナーおよびマネージャーの単価は大手監査法人や準大手監査法人と比較してもあまり変わらないほど高単価となっています。ここでも公認会計士の人員不足の結果、中小監査法人の単価も高額になっているようです。

唯一、スタッフの単価は大手や準大手監査法人の場合20,000円以上ですが、当事務所と同水準となっています。

ただし、監査法人Tの場合、パートナーは監査計画と期末監査の結果報告の数時間のみクライアントの作業を実施しているようです。一方、当事務所はほとんどの会社で代表である私が重要科目を担当し、自ら監査業務全般に係ります。

<小規模監査法人の実態>

小規模監査法人の場合、監査法人のパートナーは最低5名必要ですが、弁護士や公認会計士の専門職で最も多いパターンですが、それぞれ専門家としての個性が強く、5名も集まれば意見もバラバラでどの小規模監査法人も単なる寄せ集めの組織と言っても過言ではないでしょう。

結果、監査法人とは名ばかりで、所在地も散らばった個人事務所が5つ一緒の看板を監査の時だけ使っており、補助者も職員もバラバラというのが実態です。

大手監査法人や準大手監査法人より組織としては無駄ばかりの組織とも言えるのではないでしょうか。

会社法監査の具体的な監査報酬の比較

売上高区分平均監査報酬監査法人T(※)当事務所
~10億円 514万円 300~500万円 200~500万円
10億~50億円 738万円 400~600万円 300~600万円
50億~100億円 923万円 700~900万円 500~800万円
100億~500億円1,290万円1,000~1,200万円 600~1,000万円

平均監査報酬は、最新(2022年4月~2023年3月期まで)の全業種の平均監査報酬であり、製造業・サービス業は平均より高く、不動産業は平均より安くなります。

詳細は、別途当事務所の以下のブログを参照ください

※上記の表の「監査法人T」は、前述の監査法人です。以下、監査法人Tのホームページの「監査報酬表」参照。

https://www.kansa-takano.com/lp/company-law-audit/

監査品質の比較(当事務所の監査品質の特徴)

<当事務所の監査品質の特徴>

①柔軟な監査が可能

②高品質な監査が可能

③経営者・監査役等・経理チームとの融和な関係の中での監査

①の『柔軟な監査』とは、当事務所が特に強調したい言葉ですが、それぞれの組織に応じた監査を行うことができるということです。非上場専門の監査法人の場合、大手監査法人等を退職したバイト会計士が中心となり監査を行うため、画一的・形式的・杓子定規な手続きしかできません。監査先によっては必要でない手続きまで行うことになります。当事務所では、私が中心となり、思い切って不必要な手続きは省き、会社等の現状に応じた必要な手続きに多くの時間を割くことができます。

②については非上場専門の監査法人の場合、監査を実施するのは個人事務所の職員が監査を手伝うかまたは監査法人を退職して独立したものの個人事務所だけでは生活できないことからバイト会計士の道を選んだ会計士たちです。監査の実務経験はそれほどありません。

一方、当事務所の補助者である会計士は、独立して個人事務所の経営もある程度軌道に乗っているメンバーがほとんどであるため、税務の知識も豊富であり、私と20年以上前から監査現場で一緒に働いた仲間たちであり、その経験から監査実務経験も最低20年以上はあります。

当事務所の監査チームに加わってくれているのは、私個人との20年前後にわたる人間的な繋がりにより監査を一緒に行ってくれているのです。

③は監査実務経験や税務の知識が豊富なことから、経営者目線・監査役目線・経理担当者目線での相談も可能になるという意味です。私だけではなく、それぞれのメンバー全員が私と同レベルの会計全般に対する経験を積んでいます。

それ故、経営者等とのコミュニケーションも常日頃から行っており、経営者目線でのアドバイスはチーム全体として可能となります。ただし、監査上許されない処理について妥協はしないそれぞれがプロフェッショナルな一面も当然兼ね備えています。

まとめ

売上高区分50億円未満の会社はいわゆる固定費的な最低限やるべき監査手続が、一定レベルあることから、どうしても監査報酬は「安価を謳う監査法人」と比べてそれほど大差のない結果となっています。

ただし、50億円以上の売上高区分においては平均監査報酬や「安価を謳う」非上場専門の監査法人より当法人の監査報酬は2~3割以上効率性が上がります。

その理由は、間接経費が監査法人より断然安いこととベテラン会計士による監査時間の効率化によるものです。

当事務所の監査では、代表である私の監査単価が監査法人のバイト会計士のマネージャーより安くなっています。それは、間接経費(法人化による他のパートナー等の会社に直接かかわらない者の報酬負担がない)が極端に低いことによります。

品質面では、代表である私とベテランの監査チームメンバーが会社とのコミュニケーションの中心となるため細かなご相談に対しても臨機応変に対応できるというメリットがあります。

論より証拠!一度当事務所の「高品質で柔軟な監査」を体験してみてください。

以上

公認会計士 3

横田公認会計士事務所は、非上場の会社法監査、医療法人の会計監査、学校法人の会計監査、労働組合の会計監査など上場会社を除く法定監査・任意監査に特化した監査事務所です。

上場会社を監査している監査法人等と比較し、費用面を抑えて実質的な監査を行うことを基本方針にしています。効率性の高い柔軟な会計監査を行うことが可能です。

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