e-Taxソフトを利用した個人の確定申告のメリットとデメリット

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はじめに

確定申告のシーズン真っ只中ですが、みなさんは確定申告書等作成コーナーを利用される方が圧倒的に多いのが実情でしょう。

同コーナーはわかりやすく作られており、利用する上でストレスなく利用できます。ただし、弥生会計で日々の記帳をしている方などは、e-Taxソフトへの取込用のデータを書き出し、保存し、e-Taxソフトから保存データの組み込みを行うことにより自動で「確定申告書」や「青色決算書」などのデータがe-Taxソフトに取り込み出来ます。

また、税理士が代理送信する場合も、e-Taxソフトでは、「税務代理権限証書」を簡単に添付書類として作成・送信できるため、税理士にとってのメリットもあります。

今回e-Taxソフトを使ってみた上でのメリット・デメリットについて税理士の観点から記載します。

メリット

・無料で使用できる(※1)

・弥生会計などの会計ソフトで作成した申告書・青色決算書を取り込みそのまま電子申告が簡単に出来る

・税理士にとって、税務代理権限証書の添付が簡単にできる(※2)

※1 魔方陣や達人シリーズなどの申告ソフトの場合は別途購入し、更に、電子申告する場合には、別料金がかかる場合がほとんどである。

※2 添付書類で税務代理権限証書を作成し、帳票追加で同証書を追加するだけ。確定申告書等作成コーナーの場合、本人自身の申告は手間がかからず簡単にできるメリットがありますが、税理士にとっては税務代理権限証書の添付をどのようにするのかわかりづらい。

デメリット

・会計ソフトで取込用のデータを作成できない場合、ほとんどの項目を手入力しないといけない(※1)

・必要な申告書のみではなく、不要な申告書も一式作成されてしまう(※2)

※1 会計ソフトが要らないような個人の方は確定申告書等作成コーナーの方が比べ物にならないくらい使いやすい

※2 これが一般的に致命的に使えないと言われる所以かもしれません。

例えば、確定申告書Bを作成する個人事業者の場合、申告書第一表と第二表のみを作成したいとして、新規作成から確定申告書B第一表、第二表を選択すると、第一表と第二表だけではなく、第三表と第四表、更に第5表(修正申告書)や第四表の付表(東日本大震災方用)の(一)、(二)までフルセットで作成されます。

もちろん、第一表と第二表のみの方は、その他の第三表以下の表はすべて数字がゼロにて作成されるのですが、今年のe-Taxソフトの最新バージョンでは合計8ページ作成され、不要な表を削除することができないのです!驚きました!

この点、税務署と確定申告作成コーナーのヘルプデスクに確認しました。

まず、ヘルプデスクの担当者の回答結果は、「e-Taxソフトの仕様上すべての表(第三表、第四表、第五表など)を作成できるようにしているため不要な表は、数字等を記載なしで送付してください。税務署から不要な表を送付しないでくださいと言われたら、e-Taxソフトの仕様上の問題なので仕方ありませんとお答えください」との回答でした。

税務署に確認すると、税務署の担当者も「第五表(修正申告書)まで送付されるのですか?e-Taxソフトは使いづらいとの評判ですからね」と他人事のようでした!

ただし、「ソフトの仕様上の問題で、数字の記入がない第五表などは送付されても問題ありません」との回答結果でした。

おわりに

結論として、使いづらいと評判の悪いe-Taxソフトですが、国税庁が提供しているものであり、いろいろデメリットもあります。それでもe-Taxソフトで電子申告する方は、余計な第五表などが削除できませんが気にせずに送信してもまったく問題はないようです。

同じ国税庁が作成している確定申告書等作成コーナーとe-Taxソフトを比べると、かなり使いやすさに良し悪しがあることは事実です。なぜでしょうか?まったくわかりません。

ただし、細かな?(必要のない第四表の付表や第五表などが含まれる)ことは気にせず、e-Taxソフトの場合は会計ソフトからデータを取り込みそのまま送信してしまえば良いわけですから、簡単だと思ってしまえば良いのかもしれませんね。

以上

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