夏日・真夏日・猛暑日の違いをご存知ですか?

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はじめに

梅雨明け以降、連日猛暑日が続いています。8月16日の最高気温は静岡県浜松市で40.9℃、今日17日も浜松市で41.1℃です。

梅雨が明け、太平洋高気圧が日本付近を広く覆うようになると、気温がどんどん上昇し、天気予報では暑さの度合いを夏日・真夏日・猛暑日で示します。ところで、それぞれの違いをご存じですか?

違いは日中の最高温度

気象庁は、日中の最高気温が25℃以上を夏日、30℃以上を真夏日、35℃以上を猛暑日と定めています。

ここ数年は、猛暑日となる日は、まったく珍しくはなくなっていますが、10数年前までは、日中の最高気温が35℃以上になることは滅多にありませんでしたね。

西日本を中心に、35℃以上の日が続出するようになったのは2006年以降だそうです。当時は、“猛暑日”という用語がなく、異常な暑さを伝えるマスコミは“酷暑日”と、過酷な暑さを伝えていたようです。

気象庁が、日中の最高気温が35℃以上を“猛暑日”と命名し、正式に発表したのは2007年4月のようです。それ以降は、皆さんがご承知のように、全国各地で猛暑日となる日が増えています。やはり、地球温暖化が関係しているのでしょうか。

フェーン現象がもたらす暑さ

日中の最高気温によって分類されている夏日・真夏日・猛暑日ですが、それにかかわらず、日本の夏が暑くなっていることを、実感している人も多いでしょう。いまや、35℃以上どころか40℃を超えることも珍しくなくなってきました。

埼玉県熊谷市や岐阜県多治見市、高知県の四万十市など日本一暑い街を競っているようです。

このように、異常な暑さとなる原因の一つに、フェーン現象があります。フェーン現象とは、湿った空気が山を越えて反対側に下りるときに風下側で吹く、乾燥した高温の空気のことです。

なぜ、このような現象が起きるのかといえば、乾燥した空気が上昇するときに気温が下がる割合(乾燥断熱減率=100メートルで約マイナス1℃)と、湿った空気が上昇するときに気温が下がる割合(湿潤断熱減率=100メートルで約マイナス0.5℃)の差が生じるからです。

つまり、湿った空気は、山を越えるときには、100メートルにつき0.5℃の割合で気温を下げ、山を下りるときには100メートルにつき1℃の割合で気温を上昇させます。

そのために、風下側付近の気温が、ぐんぐんと上昇することになってしまうようです。気象庁の「歴代全国ランキング」によると、これまでの日本での最高気温は、2018年7月23日に記録した埼玉県熊谷市での41.1℃です。今日の浜松市は日本での最高気温と同じです。今年は暑いはずですね。

夏日・真夏日・猛暑日の日数は?

ところで、夏日・真夏日・猛暑日は、何日くらいあるのかを、過去30年間(1981年~2010年)の平均値から見てみましょう。

夏日    真夏日   猛暑日

札幌    46日間   0日間   0日間

東京    112日間 40日間   3日間

名古屋   113日間 71日間   9日間

大阪    138日間 70日間  26日間

福岡    132日間 59日間  26日間

なんと、名古屋や大阪、福岡は、1年のうちの3分の1が25℃以上の夏日となっています。一応、気象庁の季節区分による夏は6月から8月ということになっていますが、気温で言えば9月いっぱいが夏となりそうです。

おわりに

日本の夏が暑くなるのに合わせ、「熱帯夜」という用語も、頻繁に使われるようになっています。熱帯夜は、最低気温が25℃以上になる夜のことで、エアコンをつけなければ、かなり寝苦しいですよね。というより私は寝られません(笑)コロナ禍の夏は、換気にも気をつけなければならないので、エアコンの設定温度を少し下げるなど、快適に過ごすようにして乗り越えましょう。