公認会計士等の異動'23年11月は14社!10社が監査報酬の値上が原因!

東証
  • ●はじめに(当事務所のご紹介)

当事務所は、非上場の法定監査・任意監査を専門に行う公認会計士事務所であり、上場会社の監査のご依頼は受けておりません。

当事務所の会計監査対応地域は東京を含む原則全国対応ですが、主には、大阪府(主として大阪市を含む北部大阪)、神戸市を含む主として兵庫県南部、京都市を含む京都市周辺地域のご依頼を優先いたします。

他方で、当事務所のブログは上場会社の最新の公認会計士等の異動など、監査・税務に関する環境変化については積極的に情報を発信する方針であり、今回は、2023年11月の上場会社の公認会計士等の異動についてその理由をご紹介します。

会社法監査やその他法定監査・任意監査のご依頼はまだ受け付けておりますので、以下の問い合わせフォームよりお申し込みください。

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  • ●会計監査人の規模別異動状況

・大手監査法人 → 大手監査法人・・・・・0社

・大手監査法人 → 準大手監査法人・・・・1社

・大手監査法人 → 中小監査事務所・・・・6社

・準大手監査法人→ 中小監査事務所・・・・1社

・中小監査事務所→ 中小監査事務所・・・・3社

・準太田監査法人→ 大手監査法人・・・・・2社

・中小監査事務所→ 大手監査法人・・・・・1社

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  • ●異動理由別異動状況

・監査報酬の値上げ等・・・・・10社

・会社の規模拡大のため・・・・・2社

・親会社と同一の監査法人へ等・・2社

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  • ●監査報酬値上げによる異動の実例

・大手監査法人から中小監査事務所へ異動した実例

株式会社みらいワークス/東証グロース(6563)

IR公表日 :2023/11/29

異動年月日:2023/12/22

退任監査人: EY新日本有限責任監査法人

就任監査人: 監査法人A&Aパートナーズ

異動理由:[任期満了]

当社の会計監査人であるEY新日本有限責任監査法人は、2023年12月22日開催予定の第12回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。同会計監査人については、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えておりますが、当社の事業拡大に伴い監査時間が増加傾向にあり、監査費用のさらなる上昇が見込まれること等を考慮し、当社の事業規模に見合った監査対応と監査費用の相当性を総合的に検討した結果、監査法人A&Aパートナーズを新たな会計監査人として選任するものであります。

・大手監査法人から準大手監査法人へ異動した実例

株式会社グッドパッチ/東証グロース(7351)

IR公表日 :2023/11/02

異動年月日:2023/11/30

退任監査人: 有限責任監査法人トーマツ

就任監査人: 太陽有限責任監査法人

異動理由:[任期満了]

当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツは、2023年11月30日開催予定の第12回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。現任の会計監査人については、会計監査を適切かつ妥当に行う体制を十分に備えているものの、監査継続期間が長期にわたることから、新たな視点での監査を期待することに加え、当社の事業規模に見合った監査対応と中長期的視点における監査費用の相当性を総合的に検討した結果、太陽有限責任監査法人を会計監査人に選任することを決定いたしました。

・中小監査事務所から中小監査事務所へ異動した実例

ジャパンワランティサポート株式会社/東証グロース(7386)

IR公表日 :2023/11/27

異動年月日:2023/12/19

退任監査人: 普賢監査法人

就任監査人: 監査法人八雲

異動理由:[任期満了]

当社の会計監査人であります普賢監査法人は、2023年12月19日開催予定の第14期定時株主総会終結のときをもって任期満了となります。同監査法人については、会計監査が適切に行われることを確保する体制を十分に備えていると考えておりますが、当社の現状の事業規模等に適した監査対応等、及び監査費用の相当性を総合的に検討した結果、監査法人八雲を新たに会計監査人として選任する議案の内容を決定しました。

監査役会が監査法人八雲を会計監査人の候補者とした理由は、会計監査人として必要とされる専門性、独立性、品質管理体制等の観点及び監査報酬の水準等について総合的に検討した結果、新たな会計監査人として適任と判断したためであります。

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  • ●おわりに

監査報酬を理由に公認会計士等を交代するのは、大手監査法人から準大手監査法人または大手監査法人から中小監査事務所へさらには、準大手監査法人から中小監査事務所へというトレンドがありますが、ここ最近は中小監査事務所から中小監査事務所への交代も目立ってきています。

理由は、中小監査事務所も人手不足で監査報酬を値上げせざるを得ない状況になってきているのでしょう。

今年に入って11カ月が過ぎましたが、昨年の11カ月時点での公認会計士等の異動件数は当事務所集計で240社でしたが、今年はすでに279社となっており約40社昨年より増加しています。

監査報酬値上げのトレンドは今後もしばらく続くと考えられます。

推奨ブログ)公認会計士の会計監査:「形式的な監査」と「柔軟な監査」の比較とメリット

以上

横田公認会計士事務所は、非上場の会社法監査、医療法人の会計監査、学校法人の会計監査、労働組合の会計監査など上場会社を除く法定監査・任意監査に特化した監査事務所です。

上場会社を監査している監査法人等と比較し、費用面を抑えて実質的な監査を行うことを基本方針にしています。効率性の高い柔軟な会計監査を行うことが可能です。

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