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税理士の繁忙期は?税理士の年間スケジュールについて~税理士の業界に興味のある方へ~

カテゴリ: 税務 最終更新日:2020年08月12日(水) 公開日:2020年08月12日(水)

年末調整や確定申告、顧問先の決算書類の作成など、税理士業界は仕事が忙しいイメージがありますか?実際、一般的な税理士の繁忙期はいつで年間を通してのスケジュールはどのようになっているのでしょうか?

今回は、税理士の繁忙期をメインに一年間のスケジュールについて考えてみます。

税理士独占業務が必要な時期は忙しい

税理士は会計やコンサルティングなどさまざまな業務を行いますが、税理士の資格を持つ人だけしか扱うことができない仕事があります。それが、税務書類の作成や税務代理、税務相談がそれにあたります。

   税務書類の作成とは、税務署に提出する書類を作成する業務

   税務代理とは、納税者の代理として、税務署へ申告・及び申請を行います。税務署の税務調査への対応も行います。

   税務相談とは、税務に関する手続きや相談業務、税金の計算などを行います。

このような税理士の独占業務が多く発生する決算時期は、税理士にとって一年間のうちでもかなりの繁忙期にあたります。担当する顧客の状況にある程度左右されるものの、少なくとも年末調整が行われる12月~日本の会社の決算が集中する3月決算の企業の税務申告期限にあたる5月まで半年程度は繁忙期が続くことから、顧問先の数にもよりますが、年間平均で見ても、他の職業に比べ、税理士の実労働時間は長い部類に入ると言えるのではないでしょうか。

ではその要因について、次に詳しく見ていきましょう。

年末調整と確定申告

多くの税理士事務所では年末調整が行われる12月を皮切りに繁忙期に入ります。顧問契約を結んでいる企業から依頼を受けて年末調整申告書のチェックや、年税額の計算、源泉徴収票の作成など、経理に関わる業務を代行します。法人の決算時期はほとんどの日本の会社は3月ですが、それでも少数ではありますが、ある程度決算期は分散しますが、年末調整に関わるこの一連の作業は年末にしかできないため、12月は必然的にどの税理士も忙しくなります。一部会社や社労士が年末調整をするような場合も当然ありますが大多数の小規模会社では税理士が年末調整を行うのが一般的です。

確定申告も2月16日から3月15日までと期間が決まっているため、依頼が集中してとても忙しくなります。さらに最近ではマイナンバー制度も導入されたことで業務が増えたこともあり、12月から3月にかけては残業や休日出勤が多くなります。特に個人のお客さんが多い税理士事務所では確定申告の時期は忙しく、休日返上で働かなければならない税理士も多くなります。

担当企業の決算にも左右される繁忙期

決算月は企業によって異なります。しかし、多くの企業の決算月は3月に大きく偏っており、全国の企業の2割程度が3月に設定しています。特に資本金1億円以上の大企業に限れば、3月決算の企業が実に全体の6割を占めています。税務申告は原則、決算月の2カ月後までに終えなければならないので、申告期限の5月を乗り切るまでは、税理士の繁忙期が続くことになります。そのため、多くの税理士事務所では12月から5月にかけての半年は繁忙期になるのです。

さらに、12月決算の企業を担当している場合には、2月末が申告期限となるので確定申告の時期と重なって残業や休日出勤が常態化するようなケースも少なくはありません。6月以降は比較的落ち着く場合が多いですが、業務の量はもちろん顧客である企業の決算期に左右されるため、担当する企業によっては上記の期間以外も忙しくなります。

特に、3月の次に9月を決算月とする法人が多いので、そのような企業を担当している場合には、申告期限である11月末に向かって10月と11月も忙しくなり繁忙期は長くなります。このように、ほとんどの場合税理士の繁忙期は半年程度あることから、顧問先の多い税理士は繁忙期が長く忙しい職種といえるでしょう。

【閑散期】転職や求人が増える時期 税理士試験への勉強も

ここまで税理士の繁忙期について見ていきましたが、繁忙期もあれば、当然閑散期に相当する期間もあります。先ほど確認したように税務申告の期限は5月ですから、それを過ぎた6月から9月くらいまでの期間は比較的ゆとりをもって業務に取り組むことができ、時間外労働や休日出勤なども少なくなる傾向があります。

転職や求人が増える時期でもあり、税理士を目指す人は、試験の勉強に集中することとなります。

閑散期は求人も増える時期

閑散期には会計事務所などの求人も増えていきます。8月、12月の税理士試験前後に求人が多くなります。6月の閑散期に求人の波が来て、9月ごろに一度引き、そして12月ごろに再び押し寄せてくるイメージです。この期間には求人が多く出るので、転職なども盛んになり、比較的会計事務所の人の出入りが活発になるようです。

このように、税理士業界は業務のサイクルが存在するため、あらかじめ求人の出る時期を予測することができます。もちろんこれはあくまでも傾向であって、実際のところは転職市場の動向に左右されます。

税理士試験は8月 まとまった勉強も閑散期に

たとえば、税理士事務所や税理士法人に勤めながら税理士の資格を目指す方もいるでしょう。繁忙期にはもちろん、まとまった勉強時間を確保することはできませんが、閑散期を利用することによって、試験勉強をスムーズに進めることができます。先ほど見てきたように、担当する企業の決算日によって繁忙期を予測することができ、年間の勉強スケジュールをほぼ正確に組むことができます。

また閑散期には求人なども増えるため、自身の今後のキャリアを上司と相談することもできます。事務所全体のパフォーマンスについて見直し、改善策を考えていくこともできるでしょう。繁忙期はどうしても仕事中心になってしまうため、特に業務以外のことに関しては、比較的ゆったりと仕事ができる閑散期が人の出入りなどが活発となります。

おわりに

これまで税理士の年間スケジュールをざっと眺めてみました。税理士業界は、繁忙期と閑散期の区別がはっきりしているため、比較的年間スケジュールを組みやすいという利点があります。税理士業界に興味のある方は、繁忙期には頑張って働き、閑散期には職場の業務改善や自身のキャリアを考えるなど、メリハリのある生活を送ることができます。何かスタッフに相談したいことがあったり、逆にスタッフからの相談を受けたりする際は、なるべく閑散期に行うことが望ましいといえる業界ではないでしょうか。